気候変動で氷が溶けロシアやアメリカなどによる天然資源の獲得競争が加速する北極圏で、世界最北端の島が発見されました。
デンマーク領グリーンランド北側の沿岸で先月、コペンハーゲン大学の専門家らが研究活動を行っていました。研究チームは、それまで最北端とされていた島に到着したつもりでしたが、その後、実際にはおよそ800メートル北にある島だったことが判明。
コペンハーゲン大学は27日、この島が「世界最北端の島」だと発表しました。島の長さはおよそ60メートル、幅およそ30メートルで、海抜は3メートルほどしかなく、「強力な嵐が直撃すれば消滅しかねない」としています。